エベレスト街道を往く老いぼれ5人組(中央が筆者)
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エベレストを目指す渡り鳥

エベレストを目指す渡り鳥

これまでの人生、心揺さぶる感動的な情景に遭遇する事はそう沢山あったわけではありませんが、その一つに、8千メートル級の殆どの山を擁する、ネパールはヒマラヤ山系の威容があります。65歳、そろそろ現役引退のころ、友人に誘われて初めて訪れたアンナプルナ山麓、これは衝撃的でした。以来、懲りもせずに仲間を巻き込んで77歳に至る現在まで、12年間で8回、昨年は、仲間4人を引き連れてエベレスト山麓を華麗に(?)旅をしてまいりました。

登りそこなったアイランドピーク(6198m)

登りそこなったアイランドピーク(6198m)

準備はそこそこ、何とか生きて帰れる最低限の体力を付け、長期間のトレッキングに対応できるように、トレーニング、といってもそう大したものではありません。自己流のストレッチ、ジョギング、時折の国内の登山等々を積み重ねて、意識的には準備万端、それでも年には勝てぬと、日程はほぼ若者の倍にして、最悪へたばっても、なんとか帰れるようにと贅沢な日程を組み、今回もメンバーは引退組5人 平均年齢73歳、これに10年来の現地友人ガイドとポーター5人、総勢11人のパーティーです。首都カトマンズから、いつ落ちてもおかしくないおんぼろプロペラ機でトレッキング起点のルクラへ。そこ(2800m地点)からエベレスト直近のカラ・パタール(5550m地点)までヒマラヤの名山に囲まれての山歩き。同じ頃、80歳でエベレスト登頂した三浦雄一郎氏には及びもつきませんが、用心深く要所要所で高山病の心配をしながら、エベレスト山麓を実質3週間のトレッキングをこなし意気揚々と帰国しました。

ネパールは中国とインドに挟まれた亜熱帯の小さな国、多分、現地民は日本人と同じルーツではないかと思います。貧しい国です。主食は米とそば、米はカレー、そばは収率の悪い赤そばで、麺でなく蕎麦がきのようにして食べます。信心深く、親日的で素晴らしい民族です。

ネパールに幸いあれ。

長野県御代田町在住 生野智久(3期)