CEW2015★荒田 明夫
投稿日:

Career Education Workshop 2015

2014年にスタートした、泉旺同窓会『CEW講師』派遣。

第二回目となる2015年は、12月17日(木)に開催。

講師にご登録いただいた方の中から、4名の会員にご講演いただきました。

   

Career Education Workshop 2015

冨川 節子(16期)

眼科医になってから約40年経ちます。

現在は、博慈会記念総合病院の副院長をしています。

管理職ではありますが、毎日白内障手術を中心に、外来診察、手術を行っています。

結婚、3人の子供の子育て、実にいろいろな事がありました。

山のような選択肢の中から、または2つに一つの選択をする時、

いつも直感と、時の流れに逆らわない方針で選択してきました。

どんな道を選んでも、順風満帆で最初から最後までとは行かないのが人生です。

だから楽しみも、苦しみも、やりがいもあると思います。

CEW2015★冨川 節子

CEW2015★冨川 節子

どんより曇った寒い日でした。久しぶりに(何十年ぶり)母校を訪れました。変わっていない雰囲気と、大きく変わった校舎を見て大変懐かしく思いました。

CEW講師は、同級生の同窓会役員の野村君にお声かけていただき、軽い気持ちで引き受けました。大泉中学を卒業後、どのような人生を歩んだか、岐路に立ったときどのように選択したか、を中心に自分に向き合うように話すようアドバイスを受けました。

それから、中学生時代を振り返り、高校時代を振り返り、大学時代を振り返り、確かに私自身の歩んできた道を振り返る良い機会になりました。とはいえ、それだけでは興味もわかないと思い、眼科医として現在している仕事の内容、手術のあれこれ、ちょうどコンタクトレンズを装用し始める生徒の皆さんへの話など盛り込みました。

第1部では緊張して、ゆとりのない話になってしまい、こうも話せばよかった、ああもすればよかったと反省しました。第2部のほうがリラックスし生徒の皆さんとの対話も多く楽しくお話しできました。

生徒の皆さんの感想文を読みますと、良いことしか書かれてなく(おそらく先生から良いと思ったことを書くように指示されたのか)こそばゆい感じでした。いちばん多い感想はやはりコンタクトレンズに関するものでした。何人かは医療関係に進みたいと思っている方がいたようで、1つのモデルになれたら良いと思いました。これからますます勉強に、課外活動に頑張ってほしいと願っています。

CEW2015★冨川 節子

CEW2015★冨川 節子

   

Career Education Workshop 2015

荒田 明夫(19期)

ユネスコ(国連教育科学文化機関)へ1980年に27歳で派遣されてから、

32年5か月を国際公務員としてユネスコで勤務。

国際機関でのキャリア・ディヴェロップメント、

加盟国、関連国連機関、EU,各種ドーナーとの折衝などの経験、

国際結婚の経験等をお話し、最後に

social innovation and entrepreneurshipについて簡単に触れて、

globalな課題についての関心を喚起したい。

CEW2015★荒田 明夫

CEW2015★荒田 明夫

同期会の武田さん、同窓会の野村さん、宮本さんからCEWのお話を頂いた時は大変うれしく感じ、喜んで私の経験を中学の若い後輩諸君にお話したいと思いました。

当日は、反応が活発だった組と、もう一つだったなと思わせる組とがありましたが、生徒さん達の感想文を読めば、どちらの組の生徒もしっかりと聞いてくれていたことが分かり安心しました。

私にとって若い時の憧れがチャレンジの原動力になっていたことが、多くの生徒さん達に伝わったようで満足しています。
感想文を読ませていただいて、生徒さん達の将来は大変明るいと感じました。生徒さん達が興味をもって参加してくれたことに感謝です。

またこのような企画を進めておられる先生方、また同窓会の幹部の方々に敬意と感謝の気持ち表したいと思います。もし日程上都合が就くようであれば、再度トライしてみたいと思います。

CEW2015★荒田 明夫

CEW2015★荒田 明夫

   

Career Education Workshop 2015

長谷 由子(16期)

アナウンサーーからスタートし、現在は

声優・ナレーターとしての仕事の他に、

年数回の朗読公演、小学校での巡回朗読公演、声優養成所、

カルチャーセンターの朗読講師を務めています。

当日は12分ほどの朗読を聞いていただき、

声優・ナレーターの仕事内容について、また声優、

アナウンサーになるにはどうすればいいかなどお話ししたいと思います。

CEW2015★長谷 由子

CEW2015★長谷 由子

同窓会からCEW講演を依頼されたときは、自分の体験談を話すだけだから…と軽く考えていましたが、同窓会のホームページで昨年の講師の方たちを拝見したら、素晴らしい経歴の方たちばかりで、ちょっと腰が引けてしまいました。
普段人前で話す仕事をしているので、大した準備もせずにその日を迎えてしまいました。

教室に待っていたのは女子がほとんど。声優、ナレーター業界でも志望者は女子が圧倒的に多いのです。皆さんとてもおとなしく聞いてくれましたが、反応があまりなく興味を持っていただけたのか、ちょっと不安になりました。私が教えている声優養成所の生徒たちはもっと積極的だからです。スタジオでの録音風景や舞台の様子など、仕事の現場の写真を用意すればよかったのかなとあとから反省しました。

お送りいただいた感想文を読んだら、短い時間にしっかり私の話の内容を理解してくれていたことに驚きました。私自身、特別に苦労話をしたとは思っていなかったのですが「人生は苦難が多いことがわかりました」という感想を読んで笑ってしまいました。「本当に『仕事』というものの大切さ(生活を支えるためだけではなく)がわかりました」というコメントはとてもうれしかったです。

無限の可能性を秘めた後輩たちに知ってもらいたかったのは「こんな生き方(職業)もあるんだ」ということ。そして「人生って結構素敵だよ!」ということが伝わったなら幸せです。

CEW2015★長谷 由子

CEW2015★長谷 由子

   

Career Education Workshop 2015

中村 裕一(16期)

商社の海外勤務、特に発展途上国における

海外駐在員の仕事と生活に関してお話したいと思います。

私は三井物産に30年勤務し、その内約18年を中近東(レバノン、

サウジアラビア、イラク、シリア、バハレーン)とインドに駐在しました。

総合商社の機能を概観した上で、

海外駐在のメリット、デメリットを実体験を基に話す予定です。

CEW2015★中村 裕一

CEW2015★中村 裕一

2015年は私にとって、附属大泉中学校を卒業して50年目の節目にあたります。その節目にあたり、母校への貢献の一環としてCEWへの参加を希望しました。但し、私の約30年間の総合商社での会社生活が、現役中学生諸君に興味を持ってもらえるかという不安が先ずありました。また同時に、私自身の海外での経験を話すことで、若い後輩の中学生諸君には、今後の高等教育の選択や職業選択などの進路選択・人生設計にあたり、是非国際社会での活躍や貢献を目指して欲しいという個人的希望もありました。

私自身の会社生活での経験をテーマに話そうと漠然と決めたものの、受講する生徒たちの興味、レベルが今ひとつ不明だったため、事前に母校訪問し、CEW御担当の仲澤先生に面談してお話しをお伺いしました。生徒には外国人の子女、海外帰国子女が一定数含まれるとの情報、また特に外国語教育に力を入れておられるとの情報を得て、海外での生活経験がある生徒、また将来海外で勉学や活動することに興味のある生徒が、受講対象になるとの想定で、講義の概要を先ず構想しました。その結果、総合商社の業容と海外駐在商社マンの生活にテーマを絞ることにしました。

私は既に10年以上前に退職しているので、まずは総合商社の現況の調査を開始。ネット上に氾濫する情報には頼らないこととし、一次情報としての商社の営業報告書や四半期毎に配布される株主通信、また商社特集をしたビジネス情報誌のバックナンバー、総合商社に関する新刊書などを収集。海外駐在商社マンの生活に関しては私の記憶が頼りですが、思い出したことをまずはメモ書きにしました。

こうして収集した情報、メモ書きを整理した上で、レジュメ作りに入りました。総合商社の業務内容では、新事業立ち上げの具体的事例、また海外駐在商社マンの生活に関しては、そのメリットとリスクに分けて、出来るだけ実例を上げて説明することとしました。

受講者の生徒諸君は熱心に聴いてくれたとの印象を持ちました。私の同期の公立中学校の教師OGからは、「学級崩壊」「授業崩壊」などの話しを聞かされていましたので、受講生が真剣に聴いてくれるか、内心心配していました。幸いそうした「崩壊」とは無縁で、生徒諸君は最後まで熱心に聴いてくれたとの印象持ちました。

私にとって、人前でまとまった話しをするのは、7年前まで通っていた大学のゼミでの発表以来でした。大学のゼミと同様レジュメに基づき私が発表し、最後に質問を受ける形式を取りました。本題に入る前に、私の今までの経歴を話しましたが、これがいささか冗漫だったかも知れません。また、私の発表は全体にいささか情報を詰め込み過ぎたキライあり、また商社の業態説明が少し専門的で細かくなり過ぎたとの反省もあります。受講者の反応を確かめながら、もう少し双方向的な発表にした方が、受講生の興味を更に引きつけ、手応えが明確に分かって良かったかと、実施後反省しました。

また講義の最後に付け足しとして、今後のグローバル社会で生き抜くヒントとして、語学力よりも外国人に対して外国語で話す内容が重要になるので、大学での教養科目をよく勉強すること、ネット情報は鵜呑みにせず自分自身で検証することなどをお話ししましたが、反応としてはどうもピンときていないような印象でした。

受講者の感想コメント拝見致しましたが、私の発表に対する生徒諸君の手応えが伝わり、興味を持って聴いて頂いたことが分かり、嬉しく感じました。コメントからは、日本と諸外国の文化の相違や海外駐在生活のメリットとリスクに関して認識を深めたことが読み取れました。日本と諸外国との文化、慣習、宗教の相違を認識した上で、海外に活躍の場を持ちたいとするコメントもあり、私の当初の意図が伝わったことが実感できました。個々の生徒で、私の発表に対する受け止め方にはバラツキがあったようですが、全般に女子生徒の方が男子生徒より、しっかりした将来の展望を持ち、今から海外志向を表明しているようで、心強く感じました。私が発表の最後に述べた「ネット情報は自分自身で検証する」ということを、今後に生かしたいことに上げていたコメントも印象的でした。

CEW終了後、現在の校舎や施設をざっと見学致しましたが、私が在籍していた50年前の「痕跡」を留めるものは、殆ど見つかりませんでした。50年前の附属大泉中学校は、武蔵野の片田舎の環境で極めてノンビリしたドメスティックな校風でした。私もその校風には今でも大変愛着を持っております。しかし、社会の新しいニーズに応じて、教育制度、教育環境や教育の目指すところは、大きく変化し、教育現場の学校も当然進化を遂げます。既に附属大泉中学校は東京学芸大学附属国際中等教育学校(ISS)と校名変更し、中高一貫教育校として再スタートして います。

生徒諸君にはこの再スタートした新しい学校で、新しい良き伝統、校風を築いていって貰いたいと思います。そして中学で作った友人をこれからも大切にして欲しいと思います。私はCEWでの発表の冒頭で、生徒諸君には、現在の同級生、同窓生は卒業後はこれから別々の進路を取り、バラバラにそれぞれの人生を歩むことになるが、また50年後には再会を果たしていて、良き友人関係が復活しているであろうと、私の経験からの実感を申し上げました。

仲澤先生との面談時、ISSは国際社会で活躍可能な人材育成も目的としているとお聴きしました。生徒諸君が、今後高等教育でどのような専門分野を選択し、あるいはどのような職業選択をするにせよ、常に国際社会との繋がりを意識しつつ、人生設計されることを希望致します。これだけグローバル化が進展すると、問題解決にあたってドメスティックな解に固執することはありません。個人的な諸問題であれ、国家としての内政・外政の諸問題であれ、その解決には「国際」多元方程式を解かねば適正な解は見出せないと思料する次第です。例えば、自分の興味のある専門分野で、日本に適切な研究機関が無いと判断すれば、海外の研究機関も視野に入れた方が良いでしょう。また職業選択にあたっても、自分自身を国内に閉じ込める必要は無く、世界に目を向けて国際舞台への雄飛や国際社会への貢献を念頭に置き、総合的な判断すれば良いでしょう。先輩としてのいささか差し出がましいアドバイスを致しましたが、御容赦下さい。

最後にCEWに参加する貴重な機会を作って頂いた、ISSの諸先生方、及び泉旺同窓会の理事の方々に感謝致します。ISSの更なる発展を、祈っております。

CEW2015★中村 裕一

CEW2015★中村 裕一

   

Career Education Workshop 2015