CEW2019★12月17日(火) 2名が講演
『Career Education Workshop2019』に参加して
泉旺同窓会会長 野村 純一(16期)
国際中等教育学校の教育プログラムである「キャリア エデュケーション ワークショップ(CEW: Career Education Workshop)」が、2019年12月17日(火)の午後に同校各教室で開催されました。CEW は、中学1年生・2年生の生徒を対象に、《将来の職業や仕事について具体的な理解をする機会を提供する》ことを目的に毎年実施されています。
CEW講師は、生徒たちの保護者とともに、生徒たちの先輩にあたる泉旺同窓会の会員にも支援して頂いています。泉旺同窓会で今回の講師を引き受けて頂いたのは、第22期の清水律子氏と第29期の望月政秀氏です。
暮れも押し詰まった12月17日(火)12:30、 同校N棟1階の講師控室に約15名の講師が集まりました。ここ数年はC棟2階の1部屋が講師控室となっていましたが、今年はN棟1階の『ミーティングルーム』と『国際連携室』の2部屋が用意されていました。
肌寒い天候の中を生徒さん達のために来校頂いた講師の方々は、待ち時間中に「中学1年生・2年生といえば未だ将来のイメージが掴めてないでしょう」「自分の経験に基づいて率直に話せばいいのだろうか」などと話し合っておられました。
12:55、各講師を担当する生徒さんがお迎えに来て、指定の教室に案内していきました。各教室では15名程度の生徒さんが待っており、講師が着くと生徒さんの代表者が講師を紹介をします。
清水律子氏は、元外務省勤務であることから、自ら何故その道に進んだかの話から始めて、海外諸国との外交儀礼や交渉の場での実際的な様子や業務への取り組み模様について分かり易く話しておられました。
望月政秀氏は、大手広告代理店勤務であることから、広告・宣伝業務とは何か、どのようにして広告を制作していくのか、仕事の魅力や難しい点などを丁寧に説明しておられました。
各講師は、持ち時間50分(1時限)の講演を2回(2時限)行うので、各回では概ね30~40分の講演(説明)と10~20分の質疑応答で構成しています。今年の講演は、5時間目(13:05~13:55)と6時間目(14:05~14:55)に行われました。毎年のことですが、生徒さん達が非常に熱心に聴き入り、かつ積極的に質問をするので、講師の方も大変に遣り甲斐を感じておられます。
講演が終了すると、生徒さん達は受講の感想をカードに書いて先生に提出するのですが、後日に当該の講師にフィードバックされます。その感想を読まれた講師の方々は《自分の講演を真摯に聴いてくれて、生徒さん達の将来になにが
しかの参考にしてもらえるのは嬉しいことだ》と感じることになります。
最後に、今回の講師のお二人から寄せられたメッセージを紹介します。
★★★
清水律子氏
この度はCEWで貴重な経験をさせて頂き、どうもありがとうございました。かなり楽観的な話をしましたが、生徒さんたちのこれからの人生で何か物事が煮詰まったりした際に、「人生を難しく考えずともキャリアを楽しんだ先輩がいたなあ」とふと思い出してくれることを願っています。懐かしい母校で、後輩と言える生徒さんたちと楽しく話せたこと、とても良い思い出になりました。改めて御礼申し上げます。微力ではありますが、これからも泉旺会の同窓生として何かお役に立てることがあれば幸いです。(抜粋)
★★★
望月政秀氏
CEWの機会を頂き、ありがとうございました。そして、生徒たちの感想、読ませて貰いました。心が洗われますね。当日も感じた、生徒達の純心で真面目な直向きさと何よりも将来に対して無限大の可能性を持っている眩しさのようなものを、改めて痛感しました。この想いをずっと持ち続けて欲しいと思います。また、このような機会を発展させてゆく同窓会の皆様のご尽力の大きさも痛感致しました。今後も何か協力できることがあれば仰ってください。(抜粋)
★★★