
ISSチャレンジ2015★成果発表会&表彰式
生徒の個人研究・グループ研究を奨励&表彰
ISSチャレンジ2015
★
★【SSH担当】後藤 貴裕 教諭 ★
泉旺同窓会のみなさま、ISSチャレンジの生徒課題研究コンテストにご支援いただきありがとうございます。
2014年度にSSH指定を受けたことによりスタートしたサイエンスチャレンジが、2015年度はSGHとあわせて、量・質ともに充実した、より学際的な課題研究コンクールISSチャレンジに成長することができました。あわせて泉旺同窓会のみなさまからの支援をいただいたことは、関わり方の如何によらず全ての生徒に対する期待されていることが、強いメッセージとして伝わったかと思います。
本校生徒の課題研究は、身近なところにある好奇心を研究に仕上げていくことが特徴的で、他のSSH校の研究に比べても生徒の主体性が光る研究が多いと評価をいただいています。その分、専門的な方法が不十分であったり、うまく研究の形にできなかったりと、苦心する側面も多いようです。さまざまな分野でご活躍の泉旺同窓会会員の皆様から、次は是非とも生徒の研究活動を直接ご指導いただける機会が得られることを願っております。今後とも引き続き、お力添えをいただきますようよろしくお願い申し上げます。
★
★ 泉旺同窓会 顧問 野村 純一 (16期) ★
2月20日、国際中等教育学校の取り組みである SSH / SGH 活動の成果発表会に参加させて頂きました。
まず印象に残ったのは「研究活動テーマが非常に優れている」ことで、問題意識が明確になっているから着眼点が良いのだと感じました。次に、研究の手法も独自の工夫がなされていて、生徒の資質と学校の教育が組み合わさってのことと思います。さらに、発表自体が堂々としていて落ち着いて質問にも答えていたことは素晴らしいと思いました。
SSH / SGH は学校の教育方針である「グローバルに活躍する人材を育てる」ということにマッチしたプログラムであり、これからも益々力を入れて発展させていくことを支援したいです。先生方も生徒のみなさんも頑張ってください。
★
★ 泉旺同窓会 副会長 鈴木 晋 (10期) ★
去る3月18日、「ISSチャレンジ2015」の表彰式出席のため、母校の地を訪れました。
国際中等教育学校(ISS)は、文部科学省によるSGH及びSSHの指定校となっています。SGHとは「Super Global High school」、SSHとは「Super Science High school」です。
SGH部門及びSSH部門において、この一年間に優秀な研究を成した生徒たちに対して、母校支援の一環として、泉旺同窓会からも表彰することにしたのです。
私は、当日、体育館に集まった全校生徒を前にして、次のような短い話をしました。
私は、ちょうど60年前の四月、この地に在りました東京学芸大学付属大泉中学校に入学しました。その時の担任の先生は、このISSのやはり母体となりました付属高等学校大泉校舎の創設へ後に尽くされた、今は亡き茂木先生でした。
入学式が終わった後、教室でお話がありました。茂木先生は、開口一番、こう話されたのです。「本校のモットーは自由です。守るべき最低限の規律はあるけどね…」
私は、その後三年間、このモットーの下、大変楽しく過ごしたのであります。
今、同窓会のことなどで、ここISSを訪ね、皆さんの生き生きとした姿やホールに張り出されている掲示の内容を目にする時、または、本日のSGH、SSHによる研究の活達な様子を拝見する時、ここには私が中学生の時感じていたのと同じ風が吹いている、と思えてならないのです。それは、「自由」という風です。★
どうか皆さん、7000人を超える泉旺同窓会員が皆さんを見守っていることを、頭のすみに留めておいてください。お願いいたします。
春まぢかを感じさせる陽光が差し込む会場で、ISSの生徒の皆さんは、60年前の新入生の話に、耳を傾けてくれたのです。とても静粛に―。
★
★
★
ISSチャレンジ2015
発表会 2016/2/20土
8:50~12:20 ISS第一体育館にて、聴講は4・5学年・在校生・保護者など。
2015年度のセミファイナリストは、SGH部門・SSH部門それぞれ16グループ。
その中から選出されたファイナリストそれぞれ4グループが、研究成果を口頭で発表。
各グループ持ち時間は約20分・・・発表の表現力を含め、研究成果をSGH・SSH委員会や聴衆生が審査。
その4グループ以外の12グループの成果は、ポスター展示で発表。
★
※下記の研究テーマは、エントリー時の名称。
最終の研究テーマ名と異なる場合があります。
★SGH部門★
【 ファイナリスト テーマ 】
◆意味のある消費、高校生としてのエシカルファッションの発信について
◆発展途上国における特別支援教育の教材開発
◆震災の被害を最小限に抑えるために若者たちがすべきこととは何か
◆サプライチェーンと企業の社会的責任の事例についての研究
【 セミファイナリスト テーマ 】
◆中国演劇を日本で普及させるには?
◆ネパール女子力UPプロジェクト
◆若者の国際的な視野を広げる新しいアプローチ
◆移民との共生生活に向けての新たな学習方法を学ぶ環境づくり
◆クラウドファンディングを使用した国際協力の可能性の研究
◆2030年の日本の雇用環境
◆デジタル化で広まる影
◆未来の食糧革命
◆被災地の『忘却』に対する高校生による社会的企業の起業に関する探究
◆Refugee Denials In Japan 日本の難民問題の現状と課題
◆日印関係の促進―ボリウッド映画から学ぶインドの実態―
◆タイから学ぶ発展途上国に必要とされている支援の在り方
★
★SSH部門★
【 ファイナリスト テーマ 】
経路問題の解法の応用
プロテアーゼの活用
人体に潜むバクテリア
GeoGebraによる三角関数パラメータ軌跡の分析
【 セミファイナリスト テーマ 】
Defining the factors that cause disgust towards insects
ケイ化木化石の分析による種類解明及び当時の環境再現
水中での音の認識性に関する研究
炭素化合物のC原子の数を変化させたときの化合物の最安定構造の変化について
テンセグリティの応用
男女の匂いの感じ方に違いはあるのか?
円盤を遠くに飛ばすには?
顔のデカさの判定
自己駆動粒子の流れとその渋滞
IDカードチェックにおける問題点の明確化と新たな設置場所の提案
海上食糧生産
Capability of Aquaponics as a High Yielding yet Water Efficient alternative to Soil Cultivation in Urban Tokyo
★
★
ISSチャレンジ2015
表彰式 2016/3/18金
修了式後の第一体育館にて、在校生1年生から5年生の立会いで表彰。
【最優秀賞(学校長賞)】図書券5千円相当・賞状・プレート
【泉旺同窓会会長賞】図書券5千円相当・賞状・プレート
【優秀賞】図書券3千円相当・賞状
【泉旺同窓会賞】図書券3千円相当・賞状
【奨励賞】図書券1千円相当・メッセージカード
★
★SGH部門★
【最優秀グローバル研究賞(学校長賞)】
「高校生にとっての意味のある消費」
【泉旺同窓会会長賞】
「日本の食品企業のサプライチェーンを改革する」
【優秀リサーチ賞】
「震災の被害を最小限に抑えるために若者たちがすべきこととは何か」
【泉旺同窓会賞】
「発展途上国における特別支援教育の教材開発」
【奨励賞】
「Research on the Possibility of International Cooperation Using Crowdfunding」
「2030年の雇用環境」
「被災地の『忘却』に対する高校生による社会的企業の起業に関する探究」
「Refugee Denials in Japan」
「発展途上国におけるジェンダー差別はどのように解決していけるか―ネパールを対象とした調査を通じて―」
「世界に飛び出す日本の若者の学習効果を最大化させるために事前にできる働きかけは何か」
★
★SSH部門★
【最優秀科学研究賞(学校長賞)】
「人体に潜むバクテリア」
【泉旺同窓会会長賞】
「プロテアーゼの活用」
【優秀賞】
「動的数学ソフトウェアによる三角関数パラメータ軌跡の分析」
【泉旺同窓会賞】
「経路問題の解法の応用」
【奨励賞】
「ケイ化木化石の分析による種類解明及び当時の環境再現」
「海上食糧生産」
「Capability of Aquaponics as a High Yielding yet Water Efficient alternative to Soil Cultivation in Urban Tokyo」
★
★
★ 参考リンク ★
国際中等教育学校における教育 -IB/SSH/SGHによる国際人材育成 -
★