
【第5回】公開研究会
2016年6月18日(土)
第5回★公開研究会
後援:練馬区教育委員会・東京都教育委員会
9:00~10:00 | 【全体提案】 |
10:20~11:10 | 【公開授業Ⅰ】 |
11:30~12:20 | 【公開授業Ⅱ】 |
12:55~13:50 | 【SGH・SSH生徒プレゼンテーション】 |
14:00~15:30 | 【教科別協議会】 |
15:40~17:00 | 【IB・SSH・SGH情報交換会】 |
受付
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グローバル化社会に生きる資質・能力の育成
~国際バカロレアの教育システムに基づく『目標・評価・指導一体型』の取組~
泉旺同窓会のみなさま、日頃から本校の教育活動にご理解とご支援をいただき誠にありがとうございます。
450人を超える来客数となった第5回公開研究会、回を重ねるごとにその規模が大きくなっていくことを実感します。いらっしゃった方々も、IBのカリキュラムをこれから取り入れるという学校の先生や、大学院生、教育関係者の方々などが多数見受けらました。SSH、SGHの研究活動も注目されているためか、企業などの教育関係者以外の方々が参加されていたことも印象的でした。
日々の業務をこなしながら公開研究会の準備を進めるのは多忙を極めました。特に1学期は、中等1年生は5月に富士Work Camp(宿泊行事)が、6月にはSports Festival(運動会)などがあり、学校行事が充実しています。教員にとっても生徒にとっても、この1学期はめまぐるしい日々だったのではないでしょうか。
私は音楽科として、「ICTを活用した音楽科の取り組み―映像と音楽との関連を考える―」という発表をさせていただきました。直前まで機材の調整や生徒の作品の修正などに追われ、緊張というよりも不安な気持ちでいっぱいでした。しかし、発表することとなったクラスの生徒の頑張りや、休日であるのにボランティアで受付や誘導のお手伝いをしに来てくれている生徒の姿を見て励まされ、何とか乗り切ることができました。SSHやSGHの生徒の発表なども含め、生徒の努力や協力があって公開研究会が良いものになったと感じ、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
正直なところ、公開研究会の開催年度が来るたびにつらさを覚えます。しかし、参観いただいた方々から率直な意見や評価、アドバイスを頂けることは、今後のさらなる研究意欲につながったということも事実です。音楽科の教科分科会では、指導助言者の中地雅之教授から、より専門的な知識や世界レベルでの研究のお話を聞くことができ、たいへん実りのあるものでした。
附属国際中等教育学校は公開研究会以外にも9月のSchool Festival(学園祭)、3学期にはSS/SGHの成果発表会、授業研究会など、年間で複数回にわたり、生徒の活動や研究発表、あるいは教員の研究授業を見ることができます。機会がありましたら、これらのイベントにぜひ足を運んでいただけたらと思います。
今後とも引き続きお力添えをいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
ISS音楽教諭 水本 肇(附属大泉中学校54期)
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6月18日、ISSで行われた公開研究会の見学をさせてもらいました。
公開研究会自体は一日中行われたのですが、私はその中の昼過ぎに行われたSSH/SGHの生徒プレゼンを観させていただきました。
防災への取り組み、意味のある消費(エシカル・ファッション)、地域に目を向けたjimotoプロジェクトの3つの発表でした。いずれも生徒たちによる課題研究で、行政や専門家へのインタビュー、現地訪問など実際に体を動かして情報を集め、そして仲間で議論したとのことです。プレゼンもパワーポイントを使いながら、短い時間で要領よくまとめてありました。
プレゼンの項目以外にもさまざまな生徒の課題研究の成果がパネルになっており、生徒が直に説明するというコーナーもありました。その中には、起業、難民問題、ファンドレイジング、トイレ事情にみる文化の違いなど今日的かつ興味をそそれられるものがたくさんありました。
私たちが中学生や高校生の頃は、多少羽目を外すことはあっても基本的には数式を解いたり、英単語を覚えたり、歴史の年号を暗記したりの毎日でした。それに比べて今のISSの後輩たちは意識も高く、情報ツールも使いこなし、主体的に学習していることに感心しました。また、それをバックアップされている学校の取り組みにも感謝したいと思います。
寺嶋 誠一郎(16期)
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