15期 大半が2次会へ、3次会にくり出す者も
朝夕に秋の爽やかさと、時に肌寒さを感じるこの頃、私たち15期同期会の季節になった。令和元年11月9日(土)13時30分から、いつもの池袋東口「音音」で、今年も新妻先生をお迎えして開催した。昨年、盛大に古希の祝いを行ったこともあり、人数が集まるか少し心配したが、2次会からの出席者を含め28人(新妻先生と同期男性16人、女性12人)、沢山の仲間が集合した。
開会前からあちこちでビールの栓が抜かれ、ささやかな乾杯始まり、あっという間に同期会ムードになった。幹事の挨拶そしてしばし歓談の後、恒例になっている新妻先生の授業が始まった。
祝賀御列の儀を明日に控えた、この日のテーマは、「浩宮徳仁親王時の研究生活」であった。天皇陛下の研究歴から著書「水運史から世界の水へ」、「テムズとともに」の紹介など、時宜を得た有意義な話を聞くことができた。また、私たち同期のうれしい話、開発経済学者の大塚君が、日本学士院会員に選ばれたことや、永年裁判官を務めた大谷君が、瑞宝中綬章を受けたことにも触れていただいた。学びし時も60年の時を経た今も、先生の授業、その語り口は変わらない。そして私たちもこの時だけは昔に戻れる、そんな思いがした。
酒が進み、食が進み、昔のことから近況まで、様々な会話が弾む心豊かなひとときを過ごした。集合写真を撮り、あの頃の校歌「秩父の山なみ」を全員で斉唱したのち、閉会とした。今年は大半の人が、あらかじめ予約していた「やきとり家すみれ」に直行、2次会も何やら尽きぬ話で盛り上がり、開会から5時間が過ぎた18時30時分頃、ようやく散会となった。
まだ終わらない一部有志が、夢の残り香を求め、ビル街の谷間・昭和の空気漂う栄町通りへ、ヒレ酒で本日3回目となる乾杯、時のたつのも忘れた1日であった。 私たちは、卒業して何年たっても、本当に仲の良い同期だと思う。来年もまたこの時期、この場所で、元気で再会したいものだ。
幹事 木川達郎