第9期同期会レポート(メエヒン会)
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23年11月16日(木)9期の同期会(メエヒン会、幹事長 森田直樹)を如水会館で開催しました。(神保町)

参加者は18名で、楽しい会となりました。(男性9名、女性9名)

最初に、本年度の読売文学賞と日本芸術院賞をダブル受賞したクラスメートの藤井貞和さん(東京大学名誉教授)から「風雪、わが詩と物語の遍歴」と題し、講演をいただきました。(約40分)

研究の中心であった「源氏物語」について、歴史年表と紫式部の50年の履歴、「源氏物語」の製作年表、「源氏物語」の記事を一表にされたレジメと光源氏をとりまく相関図で、「源氏物語」のことを話していただきました。

ついで、著作の" <うた>の空間、詩の空間 "の加藤道夫の「なよたけ」の成立の背景についての文章を用意していただきました。その中に付中2年次の文化祭でクラスを上げて上演した加藤道夫の「思い出を売る男」についての文章があり、講演を聴きながら、みんなで付中時代の思い出に浸りました。

藤井さんは詩集「よく聞きなさい、すぐにここを出るのです。」で、第74回読売文学賞を受賞しました。ダブル受賞の日本芸術院賞の受賞理由は「国文学、特に源氏物語等の研究の泰斗であり、加えて創作、詩作を学問研究と両立させた成果は稀有のもので偉才折口信夫(釈迢空)に比肩すべき成果としてこれを顕彰する」とある。

その後、食事をしながら、各自の近況報告があり、豊富な話題と付属大泉中学時代の思い出話で盛り上がりました。

次いでラウンジで歓談し、楽しいひと時を過ごしました。(2次会)

来年についても、2024年11月28日(木)に、如水会会館で開催することになりました。